願望実現の妨げになる「未練」

願望実現において大切なのは「集中」です。

自分の願望に対する集中度が高いほど実現は早まり、集中度が低いほど実現は遅れます。

そして、その集中度は、暮らしぶりや仕事ぶりによって計測されるのが一般的です。

しかし、暮らしぶりや仕事ぶりに問題がなさそうでも、願望実現が捗らないことがあります。

その際に、願望実現の妨げになっているものの一つが未練です。

過去に何かを成し遂げたいと思って努力したが、残念ながら叶わなかった。

そうした体験をしていると、今取り組んでいる願望に集中しているようでありながら、実は心が二つに分かれているということが起こります。

「これがしたいが、あれもしたい」と心が二つに分かれているだけで、願望実現のスピードはもはやその願いは叶わないと考えても構わないくらいに低下します。

しかも、未練というのは自覚しにくいという難点があります。

なぜ自覚しにくいのかというと、未練が形を変えて現れるからです。

たとえば、有名になりたいと思っていた人は、InstagramやYouTubeやTikTokといった新しいメディアが出てくるたび、それに取り組もうとします。

しかも、「今度こそ有名になってやる」と息巻いているのではなく、「ただ何となくやろうと思っただけ」と自分の未練に無自覚です。

そのため、自分のどこをどう修正すればいいのが分からず、願望実現に取り組んでいるようで実は集中できておらず、決定的な変化が起こらないまま時間が過ぎるという困った状態になります。

逆に、自分の未練に気づくことができれば、その未練が生活や仕事にどれだけ悪影響を与えていたのかにも気づいて、変えることができるようになります。

未練に気づくのは骨の折れるプロセスですが、「生活や仕事といった現実的あるいは物質的な部分が、自分の心の表れにすぎない」という願望実現のシステムそのものに対する理解が進むプロセスでもあり、それがもたらす変化は願望実現の決定的な施策になります。