願望実現の分野では、自分の願望を肯定形で表すように指示されます。
これはたとえば、「貧乏から抜け出したい」ではなく「金持ちになりたい」と考えるということです。
「貧乏から抜け出すこと」と「金持ちになること」は言葉の意味としては同じかもしれませんが、心はそう捉えません。
心は「貧乏から抜け出す」と考えたら貧乏であることをイメージします。
そうすると、「現実は私たちがイメージした通りになる」というのが願望実現の基本なので、貧乏から抜け出したいはずなのに、かえって貧乏を助長させることになりかねません。
では、「金持ちになる」と口先では言いつつ、内心では「貧乏から早く抜け出したい」「お金がなくて苦しい」と考えていたら、どうなるでしょうか。
この場合、最初は内心のイメージが優先されて貧乏なままかもしれません。
しかし、それでも諦めずに時間をかけて「金持ちになる」と言い続ければ、内心のイメージも徐々に改善されて、結果的に金持ちになれます。
「口先でプラス思考をしていても、内心がネガティブだと意味がない」と解説する人もいますが、私はまったく意味がないのではなく、ただ人よりも時間がかかるだけだと考えています。
たとえ時間がかかったとしても、ネガティブな現状や内心と関係なく、口先でポジティブに考えるだけで改善していける言葉の力は、私たちにとって大きな救いです。