「やりたいことをやる」というメッセージが人を惑わす

「やりたいことをやる」はなかなか危険なメッセージです。私たちは自分のやりたいことについて考えたときに、「実際にはそこまでやりたいわけではないこと」にあえて熱中しようとする傾向があるからです。

「これが自分のやりたいことだ」と意気込んで、あれこれと本や道具を買い込んで、それをやるための時間も確保できているのに、結局何もしないことはよくあります。「それが本当にやりたいことだったら、とっくにやっていたはずでは?」という指摘が当てはまるケースです。

「やりたいこと」を考えるのも大切ですが、「やってきたこと」に目を向けるのは、それと同じくらいに大切です。

「灯台下暗し」ということわざがあるように、今までやってきたことが「実は自分のやりたいことだった」と気づくと、それに本腰を入れて取り組めるようになります。すると、今までと同じことをしていても、今までと違う結果が出るようになります。