願望実現を邪魔する「ウソの願望」

願望実現に取り組んだ際にやりがちな間違いは、ウソの願望をでっち上げることです。「私の願望はなんだろう?」と考えたときに、本当は大して望んでないのに、「これがやりたいこと、叶えたいことだ」ともっともらしい内容を作ってしまうことがあります。そうすると願望実現法も続かなかったり、実践しても身が入らなかったりして、なかなか実現しません。

こうしたことが起きるのは、分かりやすい成功例が世間に広まりやすいからです。「子供のころから野球選手になりたいと思っていたから、野球選手になれた」「ずっと漫画家を目指していたから漫画家になれた」といった話を聞いていると、自分も何か特定の願望を掲げなくてはいけないのだと錯覚します。

しかし、実際はそうした特定の願望を誰もが持つとは限りません。健康で、人から愛されて、お金に困らなければ、それがどんな生活や仕事であっても構わないという人は少なくありません。そういう場合は下手に特定の願望を作るよりも、「良い暮らしがしたい」といった抽象的な願望を掲げた方がうまくいきます。願望を具体化するのは悪いことではありませんが、願望を具体化するほど叶いやすくなるというのは幻想です。